ロングテール|Google キーワード広告

Google
 
|

ロングテールの事例:グーグルのキーワード広告

広告市場は典型的なヒット指向産業であるが、グーグルがその状況を変えた。経済効率のいいロングテール型のキーワード広告の仕組みを作り上げたのである。

グーグルの広告モデルは、ロングテールの三つの重要な特徴を備えている。一つ目は検索語彙を基にした広告になっていることである。検索は単語の組み合わせで行われるが、言葉と言葉の組み合わせには事実上無限のロングテールがある。

この検索語彙のひとつひとつに、広告のチャンスがあることをグーグルはみつけた。検索に使った言葉には何らかの意志や関心が込められているはずだから、かなり的を射た広告ができるはずだ。広告を出す場所は、検索結果のページ順位を出すのと同じアルゴリズムを使って決めればよい。

では、大量の広告をどうやって集めればよいか。グーグルはソフトウェアによるセルフサービス形式にしたのである。しかも、効果を最大にするために、広告を自分なりに変えたりテストしたりできるツールを提供している。自分のビジネスのことは自分が一番良く知っている。望んでいる効果が得られるまで、キーワードや広告の文章に手をいれて調整し続けることができるのは大きな魅力だ。

グーグルは、この方法で広告ビジネスのテールを最大限に伸ばしている。グーグルの広告主の中には、これまで一度も広告を出したことのない小規模事業者がたくさんいる。そんな人たちがこの市場に集まってきたのは、セルフサービスで広告を出すことができ、効果を数値で測定でき、コストが安く、さらにいつでも自分で修正・改善できるからである。

グーグルも、広告をとるために営業をする必要がなく、広告主と接触せずに済む。したがって、人件費を抑え刑さ剤効率を高めることができる。

グーグルはさらに、同じことをWebコンテンツの制作者にも行っている。グーグルの検索技術は、キーワード検索結果だけでなく、第三者がつくったWebコンテンツにコンテンツを結びつけることにも役立つ。広告がクリックされるたびに広告主がグーグルに金を払い、グーグルはWebサイト制作者にその何割かを支払う。もし、広告の効果がなければ、自動的に別の広告に変えてまた様子を見る。グーグルは、Webサイト制作のロングテールにまで広告市場の範囲を広げた。